【長】野球ボール
14−明日になったら
次の日あたしは学校までの短い距離を、いつもの倍ぐらいかけて…ボーッと歩いて登校した。
別に好きでボーッとしてるわけじゃないけど、何も考えられないっていうか…。
そんなあたしが教室に入って、一番に声をかけてきたのは…一輝だった。
「はよっ」
「お、おはよ」
「今入ってきたとき、すげぇ顔してたぞ?」
そう言って笑う一輝は、いつもの一輝だ。
「うーるーさーい!!」
あたしもいつも通り自分の席につく。
すると後ろから声がした。
「叶夏ちゃんおはよう」
「おはよ、励ちゃん」
「昨日どうだった?今見た感じいつも通りだけど」
励ちゃんには一輝とでかけることを、前もって言っといたの。
「普通だった?…それはよかった」
不思議そうな顔をしている励ちゃんに、あたしは話を続けた。
別に好きでボーッとしてるわけじゃないけど、何も考えられないっていうか…。
そんなあたしが教室に入って、一番に声をかけてきたのは…一輝だった。
「はよっ」
「お、おはよ」
「今入ってきたとき、すげぇ顔してたぞ?」
そう言って笑う一輝は、いつもの一輝だ。
「うーるーさーい!!」
あたしもいつも通り自分の席につく。
すると後ろから声がした。
「叶夏ちゃんおはよう」
「おはよ、励ちゃん」
「昨日どうだった?今見た感じいつも通りだけど」
励ちゃんには一輝とでかけることを、前もって言っといたの。
「普通だった?…それはよかった」
不思議そうな顔をしている励ちゃんに、あたしは話を続けた。