【長】野球ボール
「腕が悪いだけだし、もう検査も終わったから。明日の午前中にはここ出てる」
「そうなんだ…」
退院ってだけなのに、ものすごくホッとした。
「そういうわけで俺は大丈夫だから、お前らは練習戻れよ」
病室に一輝の冷たい声が響く。
やっぱり一輝はまだ状況整理ができてなくて、あたし達にも当たってくる。
それが分かってるから、あたし達3人も反論なんてしない。
でも一輝を立ち直させる方法なんて、あたしには思い付かない。
そんなとき、声を出したのはソウソウ。
「ぶっちゃけ、一輝はこれからどうしたいんだ?」
ソウソウらしいストレートな言葉。
あたしじゃなかなか言えないよ…。
でも遠回しにしてもイライラするだけだし、最善の方法なのかも…。
「そうなんだ…」
退院ってだけなのに、ものすごくホッとした。
「そういうわけで俺は大丈夫だから、お前らは練習戻れよ」
病室に一輝の冷たい声が響く。
やっぱり一輝はまだ状況整理ができてなくて、あたし達にも当たってくる。
それが分かってるから、あたし達3人も反論なんてしない。
でも一輝を立ち直させる方法なんて、あたしには思い付かない。
そんなとき、声を出したのはソウソウ。
「ぶっちゃけ、一輝はこれからどうしたいんだ?」
ソウソウらしいストレートな言葉。
あたしじゃなかなか言えないよ…。
でも遠回しにしてもイライラするだけだし、最善の方法なのかも…。