【長】野球ボール
「いよいよ明日が本番だ!!相手が格上だからと言って、遠慮も気負いも必要ない!!今までの経験を全て出してこい!!」
『はい!!!』
「とにかく明日は鈴一高校らしい野球をしような!!えー…マネージャー?」
監督が選手に激励を飛ばし、あたしたちマネージャーに声をかけた。
この緊張感…。
ほんとに明日が試合なんだ……
「えっと…今年は二人でつくりました」
そう言ってあたしが袋から出したのは千羽鶴。
昨年も一昨年もあたし一人だけだったから大変だったけど、今年は二人で折ったから予定より早くできたの。
「皆が試合で勝てますように、たくさんたくさん心を込めて折りました。明日…絶対勝ってくださいっ」
愛衣ちゃんが目を潤ませながら言った。
本当にかわいいなー…。
あたしも1年のときはこんなだったのかな?
皆に気持ちを伝えたいけど、緊張してうまく言葉が出てこなかったっけ…。
あたしの不器用な千羽鶴でも、皆喜んでくれて…すごいうれしかったな。
あたしにとっても最後の大会なんだよね…。
『はい!!!』
「とにかく明日は鈴一高校らしい野球をしような!!えー…マネージャー?」
監督が選手に激励を飛ばし、あたしたちマネージャーに声をかけた。
この緊張感…。
ほんとに明日が試合なんだ……
「えっと…今年は二人でつくりました」
そう言ってあたしが袋から出したのは千羽鶴。
昨年も一昨年もあたし一人だけだったから大変だったけど、今年は二人で折ったから予定より早くできたの。
「皆が試合で勝てますように、たくさんたくさん心を込めて折りました。明日…絶対勝ってくださいっ」
愛衣ちゃんが目を潤ませながら言った。
本当にかわいいなー…。
あたしも1年のときはこんなだったのかな?
皆に気持ちを伝えたいけど、緊張してうまく言葉が出てこなかったっけ…。
あたしの不器用な千羽鶴でも、皆喜んでくれて…すごいうれしかったな。
あたしにとっても最後の大会なんだよね…。