【長】野球ボール
「当たり前だろ!?お前なー…叶夏が他の男にあげる姿、俺黙って見てたんだぞ!?それで終わりだったら、まじ許せねぇんだけど」


「あはは♪またヤキモチだ」


一輝のヤキモチは別に重くない。

かわいいヤキモチばっかりだもん。


もっともっと妬いてくれてもいいのに。


てゆーか、絶対あたしの方がいっぱい妬いてるし!!




「で?俺には?」


「あるよー…目閉じて?」


「は?何で?」


不思議がる一輝。


別に目を閉じる必要なんてないもんね…。


それはただのあたしのわがまま。


「いーから閉じて」


静かに目を閉じる一輝。
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