チャリパイ9~チャリパイvs宇宙人~
「そんなバカな……」
戦闘機のパイロット
そして、ニューヨーク市民…いや、テレビを観ていた全世界の人々が、己の目を疑った。
それもその筈である。
あれだけ凄まじい攻撃を受けても、UFOは損傷ひとつ負ってはいなかったのだ。
「何故だ!確かにミサイルは命中した筈なのに!」
ジョンは、納得がいかないという顔で、テレビの中のUFOに向かって叫んだ。
その時、冷静にテレビ画面を観ていたてぃーだが、その真相に気付いた。
「“バリア”だわ!」
「バリア?」
「爆発の煙とUFOの間に、僅かだけど隙間があるのが分かるでしょ?
…つまり、ミサイルはバリアに遮られてUFOまで届いていなかったのよ!」
「スゲエ!さすがUFOだっ!」
シチロー達は、てぃーだの観察力と共に宇宙人の進んだ科学力に感心した。
そして……
ここから、宇宙人の凄まじい侵略がはじまった!
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