ホントのキモチ。【完】
「私、人に合わせるのが嫌いでいつもひとりでいるんだけど。」




「ひとり…?」




いつもひとりって寂しくないの…?




悲しくないのかな…?




私は菊野さんの顔を見た。




「全然、寂しくないよ?」




菊野さんは私の顔を見て、小さく笑った。




私は、千夏が学校を休んだときは他の友達と一緒にいたけど寂しかった。




いつも一緒にいる親友がいないんだもん。




だから、ひとりなんてもっと寂しいはず。







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