ホントのキモチ。【完】
2回目のキス
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「莉子っ!!」
「あ、ごめんね…。急にいなくなったりして」
「本当だよ!もう…心配したんだからね?!」
「うん…」
菊野さんと別れた後、私は班のところへ戻ってきた。
戻るともう自由時間だった。
千夏は少し怒ったような顔をしていた。
「なーんてねっ」
「え…」
「怒ってないよっ!その…気まずかったもんね」
千夏は申し訳なさそうに上目遣いで言ってきた。
私はなにも答えず千夏に小さく笑った。