ホントのキモチ。【完】
「え……」
「キス、した」
ドンッ
気がつけば私は相内君を突き飛ばし、走っていた。
そんな唇でキスしたの?
千夏とキスした唇で私とキスしたの?
嫌だ嫌だ。
私は力いっぱい唇を手のこうでぬぐった。
何回も何回も。
「キス、した」
ドンッ
気がつけば私は相内君を突き飛ばし、走っていた。
そんな唇でキスしたの?
千夏とキスした唇で私とキスしたの?
嫌だ嫌だ。
私は力いっぱい唇を手のこうでぬぐった。
何回も何回も。