ホントのキモチ。【完】

キーンコーンカーンコーン…




鐘がなった。




それが合図だったかのように、風が吹いた。




千夏の髪が風にゆれる。




「…えっと…」




「なあに?」




私は自分の手をギュッと握った。




言え言え、自分。
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