ホントのキモチ。【完】

そんなことがあったなんて、ちっとも知らなかった。




私はしゃがみ、千夏と同じ目線で話した。




「千夏、私に話して?」




「……ヒック…ウッ…」




千夏の泣き声が響く。





「……小さい頃からね、親はケンカばかりだった…」
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