ホントのキモチ。【完】
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………




「千夏…」




千夏の過去にそんなことがあったなんて、知らなかった。




こんなにも可愛いんだから、きっとお嬢様みたいな暮らしをしてきたんだと思ってた。




だけど、違ったんだね。




千夏はたったひとり苦しんでたんだね。




「千夏、聞いて。」




私は千夏を抱きしめて言った。




「私は千夏のこと裏切らない。」




「っ…うっ…ひっく…」




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