ホントのキモチ。【完】
第3章

心の奥で




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「結崎」




放課後、帰ろうとしたら相内君に呼び止められた。




「え…、なに?」




彼は何も言わずに、私の腕を引いて歩き出した。




「ちょっ…!!なに…」




連れてこられたのは、いまは使われていない空き教室。




「相内君っ、なんなの?」




バンッ




彼は何も言わず、私を壁においやり、私の頭の横に手をついた。




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