ホントのキモチ。【完】
「相内くぅん、班、一緒組もー?」




「お願いぃ〜」




高い甘えた声で相内君に話しかけるさっきのけばけばの女子。




ちゃんと、上目遣いで話してる…。




つくづく女子ってすごいなって思う。




「…お願い。」




千夏のそんな小さな消えそうな声が聞こえる。




手をギュッと握り、やりとりを見ていた。
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