ホントのキモチ。【完】
このことは千夏には言っていない。




言えないよ。




千夏は相内君が好きなのに、最近私と目がよく合うなんて。




ううん、違う。




これはきっと偶然。




だって、私と目が合うわけないじゃない。




どんな理由があって私を見てるっていうのよ。




私は頭をブンブン振った。




「大丈夫!なんでもないよ!」




私は千夏に笑いかけた。







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