ホントのキモチ。【完】
「どうしたの?」




あの相内くんが話しかけてくるなんて。




いったいどうしたんだろう。




「相内くん?」




「…………」




相内くんは返事をしてくれない。




それどころかどこかを見ている。




まるで、私の声なんて聞こえないみたいに。




どこを見ているの?




私を見て。




想いが溢れそうになる。
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