ホントのキモチ。【完】
「…相内君」
私は小さく呟いた。
ギィ…と鈍い音を立てて扉が開く。
相内君の黒い髪が風になびく。
ドキッ…
違う、違う。
なにも感じるな、私。
「…なに?」
合わさる、私と彼の瞳。
私は小さく呟いた。
ギィ…と鈍い音を立てて扉が開く。
相内君の黒い髪が風になびく。
ドキッ…
違う、違う。
なにも感じるな、私。
「…なに?」
合わさる、私と彼の瞳。