ホントのキモチ。【完】
相内君め…



覚えてろよ…




「あれ、結崎。どこいくの」




走っていた私の腕をグイッと引っ張り止まらせたのは、彼。




「相内君っ!!」




「あ、気づいた?」




満面の笑み。




普通の女子ならときめくはずだけど、今の私にはそれが腹立たしい。
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