ホントのキモチ。【完】





ドキッ





一瞬、相内君と目が合った。




胸が跳ねるなんて。




高鳴るなんて。




ーーーーー嬉しいなんて。





「わ、たし。ちょっと歩いてくるね」




ガタッと立ち上がり、私はその場を離れようとした。




「え?!莉子?!」




千夏の声は聞こえないふりをして。




私はその場を離れた。
< 92 / 156 >

この作品をシェア

pagetop