ホントのキモチ。【完】



まさか、目が合うなんて。




思ってもいなかった。




見てたこと、千夏にも相内君にもばれてないよね…?




きっと大丈夫。




大丈夫なはず。




「はぁ……」




私は深くため息をこぼした。




歩いていると、地面が草だったのがアスファルトの道路になり、脇にポツンとベンチが置かれていた。
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