【完】純白の花に、口づけを。
「っ、一緒に寝るとか無理だから」
「何言ってんだよ」
「いや、だって、」
「今日は寝かせねーけど」
「!?」
何言ってるの!?というような視線を向けてくる千花の赤く染まった頬を、指でつっと撫でる。
「っ、」
「ベット、行こう」
「っ、待っ、本気で…?」
「ん。あぁ、聞くこともあるしな」
千花が黙ってたこと、全部聞き出す。
「これなら初めから好きって言っとけばよかった……」
何やら呟いてる千花を引き寄せて、ぎゅっと腕の中に閉じ込めた。
「キスするから」
さっき酒の缶開けてたから、千花の唇が甘いのに苦い。
「っ、ん……」
腰が抜けてしまいそうな千花を、抱き上げて。