【完】純白の花に、口づけを。

◎彼女とはイチャつきたいもので




*side和架*



「ねーねー、そういえばちいちゃん」



「なぁに?希依」



「うん、あのね。和架ちゃんって、どうして不良になっちゃったの?」



「………」



ある休日の夕方。



いつも通り、アイツらが遊びに来てて。



これ美味しいあれ美味しいと、お菓子を広げてたところでその話。




「……聞きたいか?」



「教えてくれるの?和架ちゃん」



教えるっつうか。



「そういえば私も知らない……。なんでグレちゃったの、和架」



「瑞希は知ってるけどな」



「知ってるというか、俺は幼なじみがバカなこと始めたから仕方なく一緒にいただけだよ」



「失礼だよなお前」



< 329 / 347 >

この作品をシェア

pagetop