【完】純白の花に、口づけを。



「ん」



「っ、何それ理由が可愛い……」



「なんか言ったか、依千花」



「いや、だって……」



自分でも謎なんだっつーの。




「…でも、和架がグレたのって中1でしょう?その頃、ハルとは付き合ってないはずなんだけど」



「いや、姉ちゃん知らないだけでコイツ結構前から荒れてたよ」



「え、そうなの」



「でも姉ちゃんに迷惑かけられないから、上手いことケンカしてたしね。バカなんじゃないの」



「お前も一緒にいただろ」



「幼なじみですから」



「都合の良いヤツだな」



< 331 / 347 >

この作品をシェア

pagetop