【完】純白の花に、口づけを。
「…和架と瑞希って、すごく仲良いわよね。もしかして前世ではふう、」
「ちょ、やめて!マジで無理!!そういうこと言わないでくれる!?」
「瑞希が焦るなんて珍しい」
「姉ちゃんずれてるから!」
まぁ、俺も嫌だけどな。
瑞希と夫婦……ねーわ。
「つーかよ~、いっちゃん」
「なぁに?湊」
「和架とはどれぐらいのペースでヤ、」
「っ、やめてくれる!?そういうの聞かないで…っ!」
“私やらなきゃダメな仕事あるから!”とリビングから逃げていく依千花。
変なとこでピュアだよな。
「んじゃあ和架に聞くわ~」
「言わねーよ」
「ふふー。和架ちゃんちいちゃんのこと大好きだもんね」
「あ、聞いてよ。姉ちゃんが休みの日さ、本当にべったりなんだよ。俺がいんのにすげーイチャついてんの」
「瑞希もしょっちゅうイチャついてんじゃねーかよ」
「レベルが違うよね」