【完】純白の花に、口づけを。
「僕はねぇ、無理して諦めなくていいと思うよっ」
「まぁ、そうだろうな~。無理したって消えねぇもんは消えねぇし」
「和架は、和架のペースでいいんじゃないの?」
ったく。
なんで俺が励まされてんだ。
「お前らも、いい加減なんとかしろよ」
「…何が?」
「休みの日まで男6人で集まってむさ苦しいだろ」
「むさ苦しいを通り越して気持ち悪いよね」
「女たちが幹部でデキてるとかいう噂してるぞ~。やめてちょうだいな」
「みなくんは言われてないでしょー。女の子大好きだもんっ」
「こ~ら、希依ちゃん。誤解招く言い方しないの~」