Death☆ゲーム
支配者が来てもバレないようにドアを閉める。
明かりが入るところが全くなく真っ暗になってしまう。
『ねぇ、暗いよ……』
「『大丈夫…、そのうち目が慣れるから』」
思い出していく懐かしい記憶と今の陸が同じことを言う。
(…夢の中の少年は…陸…?)
なんてあり得ないことを考える。
でも、少年の言葉にも陸の言葉にも…
同じような安心感があった。
「もし…支配者が来ても…。
僕が守るから…安心してて」
小声で陸はそう言ってくれた。
支配者からしたら2人なんて簡単に殺せてしまうかもしれない…。
でも…陸になら守ってもらえる…
そんな気がした。