Death☆ゲーム
「このゲーム…は…なんのために…あるんですか……?」
「なんのために…このゲームは『ある人』のために作られたゲームなんです。
その『ある人』もこのゲームに参加してるんですけどね!」
(ある人…?このDeath☆ゲームは…
そのある人によって…作られた…?)
「はい…。なんのためにこんなに人を集めたんですか…?」
「それはですねぇ…『ある人』が望んだから…です」
(そのある人は…こんなにたくさんの人を殺すことを望んだの⁉︎
いったい…なにを望んだっていうの⁉︎)
「おいっ…‼︎ どうでもいいからこっから出せよ‼︎‼︎‼︎」
ある男がついに我慢できずに叫んだ瞬間…。
バンッ…………「ぐあっ………」
鈍い銃声とともに…男の声が聞こえた。
「手を挙げろ…つってんだろ?」
さっき以上に声を低く…支配者はそう言った。
男が殺された…そんなことはみんなわかっていた。
でも、恐怖で悲鳴もあがらず…
あげたら殺される…そう、思った。