せーんぱい。
「日和ちゃんに触っていいのは俺だけ
なの。早く腕どけよ」


先輩はチャラ男を睨みつける。

チャラ男は チッ と言い逃げて行った。


はぁ……。
めんどくさいことに巻き込まれなく
すんだ。


「日和ちゃん、大丈夫?」

あっ……。いつもの先輩だ。


「はい。ありがとうございました」


私が少しぺこりと頭を下げると、
先輩は私のことをギュッと抱きしめた。


暑いけど、なんか、そんなことより
安心感が今はすごくある。




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