せーんぱい。
「俺は素直に生きるって決めてんの☆」


「それは…頑張ってください」


「おう!てか、日和ちゃん家まで送るからそろそろ帰ろう」


私は先輩に家まで送ってもらうことに
した。

なんか、悪いな。


先輩の家、真逆なのに。


てかさ…

「先輩、なんで私がチャラ男に誘われてたことわかったんですか?」


「あ、それはね〜。家に帰る途中、日和ちゃんの事思い出して、やっぱりまだ一緒にいたいと思って追いかけてきた」


へんな理由。

でも、先輩がそう思わなかったら、
私は今頃……めんどくさいことに
なっていたかもしれない。





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