せーんぱい。
カルボナーラとか、久しぶりだな。
作るの。

私はスーパーに材料を買ってきて、
さっそく作り始めているところ。


美味しくできるかな……。


その時、私の腰にぐるっと誰かの腕が
回った。

まあ、そんな人1人しかいないんだけどね。


「せ、先輩…」


「んー?何日和ちゃん」


「後ろから抱きつかないで下さい」


「えー、やだ」


「危ないですから」


もしものこととかあったら、ね?
火使うし、危ない。



「俺が守ってあげる」


「そーいうことではなくてですね…」


「ん?」


「火とか使いますし、料理って少し
間違えると危険なんです」


「ほうほう」


先輩はわかってるのか、わかってないのかよくわからないけど頷いている。




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