せーんぱい。
「よし、今日は俺と一緒に寝よう」


「え⁉︎一緒にですか⁉︎」


先輩と一緒に寝るって。え⁉︎

「だって、またさっきみたいに地震が
起こって、日和ちゃんが泣いちゃったら
俺嫌だから」


先輩は私の体を自分からゆっくりと
離した。
そして私の目を見て、ニコニコした。


「だから、一緒に寝よう」


地震は確かに怖いけど、どうしよ。
先輩の誘い?を断る?


「日和ちゃん、おいで」


先輩は私の腕を掴むと、自分の部屋へと
私を連れて行った。


ま、いっか。

うん。今日は一緒に寝よう!




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