せーんぱい。
先輩の声。

聞けただけでこんなに安心できるんだ。



「先輩!」


先輩が私の元へ走ってくる。
そして私をギュっと抱きしめる。

汗すごい。
ずっと探してくれてたんだ。


「もしもーし?俺らいるの忘れてない?」


「お取り込み中なんですけどー?」


私は無意識に先輩の後ろに隠れる。









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