せーんぱい。

「あれ？日和ちゃん顔赤い。俺のこと
意識してくれてんの？それとも、俺のこと好きになっちゃった？」


先輩はサラッとした顔で聞いてくる。


「そ、そんなことないですっ！」



「あのー、お二人さん？ここが教室だと
いうことを忘れないで頂きたい……」


美織が控えめに私たちに言う。

周りを見るとクラスのみんなが私たちを見ていた。


「ひぃ。せ、先輩！離れてください！」


「 えー、見せつけよーぜ」


「私たち付き合ってないじゃない
ですかー‼︎」


やだやだ！恥ずかしい！
まだ見られてるし！

てか、そろそろ先生来ちゃう！