せーんぱい。
「日和、多分だけど、日和は先輩のこと
好きなんだと思うよ。もう自分に正直に
なっちゃえば?」


美織がそう言うと先生が教室に入って
きた。


「じゃあ、私は席に戻るね」


私の肩をポンっと叩き、美織は席に
ついた。

私もつかないと。


「えー、これから始業式があるので
体育館に移動します」



私は教室から体育館に行くまで、行って始業式が始まってもずっと先輩のことを
考えていた。




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