愛した君へのラブレター。
この前告られた。

相手は、皆には嫌われてるけど面白くて話も合うし、悪い奴ではない。

貴方の友達。

ある時を境に、今まで毎日メールしてた。

貴方には悪いけど、別れる前から連絡取り合ってた。

付き合っても良かったんだけど、断ってしまった。

それは、どうしても貴方の事が心の片隅に住み着いていたから。

何回も『諦める』って宣言したけど、
やっぱり姿をみるとどうしても諦められなかった。

今、貴方とは気まずい関係だけど…
貴方がいると分かってて、毎日なにかと口実をつけて
図書室に行ってる自分がいる。

一時期イメチェンしてたけど、またメガネをつけている貴方をみて、
なぜか安心したの。

声を聞いたら安心したの。

やっぱり心のどこかで、好き。
少しの奇跡に期待してる。

他の人を好きになれないの。
貴方の裏切りを経験したから、怖い。
好きになるのが怖い。

それで、告白を断ってしまった。

貴方は今幸せだろうね。

私の時と違って、平日も休日も毎日一緒に帰れるもん。

考えると身震いする。

私に見せてくれてたあの笑顔が木元さんに向けられているのを考えると…

悲しくなる。

早く貴方のことを忘れたい。

思い出を消し去ってしまいたい。

貴方を嫌いになりたい。

誰かをまた本気で好きになれるように、なりたい…

どれだけ悩んで、泣いて、怒ったか知ってる?

あれから、まだ引きずってる。

だって別れる直前のあの幸せから、一気に突き落とされたんだもん。

貴方の笑顔を見ると苦しくなる。

私は貴方に依存してた。
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