黄昏色のパレット

彼のいる美術部



わくわくする。


どきどきする。



私は美術部を前に胸を躍らせていた。




この高校を目指すには相当な努力をしてきた。


この高校はなかなかの偏差値で、それはもう血の滲むような努力をして無事合格。


今までにない喜びだった。



そして今日、体験入部の日がやっとやってきたというわけである。



「…よし」



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