花の名は、ダリア

「ナニヲヤッテルデゴザルカ?」


今夜はおまえが片言忍者か。

茫然と立ち尽くしたまま、ソージはポツリと訊ねた。

だが、まだガン見中。


「水浴び。
後、お洗濯も。
あー、スッキリした。」


両手で髪を背に流した女が、今度は井戸の縁にかけてあった黒装束を絞りだす。

いやいや…
確かに、水の使用許可は出したケド…

すっぽんぽんで水浴びしちゃうか!?
ヤローの目も気にせずに、洗濯続行しちゃうか!?

雑すぎンだろ。
てか、ネジ数本飛んでンだろ。

ツッコみたくてしょーがないケド…
まだまだガン見継続中。

俺的観点から言わせてもらうと、ギスギスしたモデル体型はアウトだ。

萎える。

かと言って、豊満すぎる熟女体型はもっとアウト。

萎える。

だが、彼女は完璧。

引き締まった細い手足と、くびれた腰。
対照的に、ハリと丸みを有した肉感的なバストとヒップ。

艶めかしく濡れたペールブロンドの先端から滴る雫が伝う、骨が内蔵されているとは思えないほど繊細で滑らかなその曲線。

あぁ… そそる…

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