花の名は、ダリア
俺はソージ。
事後デス。
波打ち、乱れたシーツ。
仄かな灯り。
淫靡な香り。
隣には、しどけなく横たわるダリアの背中。
ハイ、事後デス。
ナニやってンだって?
甘い余韻に浸ってンだよ。
あ、そーゆー意味じゃない?
えと、ね。
変態マントで合宿所を脱出
↓
木こり小屋でダリアを堪能しがてら潜伏
↓
夜になり、またも漁船を強奪して島を脱出
↓
本土のマリーナに到着
↓
停泊していた大型クルーザーに、ダリアの目が輝く
で、乗り換えちゃった☆
ほんとスンマセンね、船のオーナーさんたち。
保険でなんとかなるといいケド。 ← 他人事
てなワケで、ココは海の上。
さらに言えば、豪華クルーザーのベッドルーム。
愛の航海真っ最中デスYO!
手に吸いつくような、薄桜に染まった肌に、俺は指を滑らせる。
その指が、くびれた腰から肉感的なヒップにかけての神懸った曲線に差し掛かると、色のない唇から掠れた啼き声が漏れた。
ダリアもまだ、事後の余韻に浸っているようだ。
熱が燻ったままの身体には、刺激が強すぎるカナと思うケド…
やめてあげないよ。