紅色の瞳
逃げ出した先は学校の駐車場。駐車場には委員長と知らない男の人がいた。そ


の男の人は刃物を持っていて委員長にきりかかろうとしていた。委員長が危な


いと思った私は二人のいる方に近づいていった。委員長は突進してくる刃物の


男を華麗に避けると、近くにあった自動車を片手で持ちあげて刃物の男に向


かって投げた。だけど刃物の男は自動車を避けたので


私の上に自動車が落ちてきそう。私、この自動車の下敷きになると思った時


内側からエネルギーが溢れてきて自動車を受け止めていた。自分で自分が何者


か分からなかった。


伯母さんは今まで両親のことを話してはくれなかった。お守りの事だって


どうして外しては行けないのか分からないし、それに毎日飲んでる薬だって中


身はなにか教えてくれない。とにかく分からない事が多すぎる。伯母さんに真


実を話してもらわなくては。







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