紅色の瞳
その日の夜。私はなかなか眠れなかった。伯母さんに父に会いたいと言ったら


断固拒否されたから。どうして伯母さんは父に会うことに反対なんだろうかと


考えているうちに夜中の3時になった。水でも飲んで落ち着こうと思い下の階


に降りると伯母さんが仕事着になっていた。伯母さんの仕事は警察官だ。


「あら、愛璃亜まだ起きてたのね。」


「眠れなくて。伯母さんこんな時間に仕事。」 


「病院から失踪届けが出てね。」








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