紅色の瞳
今日、松華は学校を休んでいた。


「ねぇ松華いるんでしょ。入るよ。」


返事が無い。でも部屋にいるはず。私はドアを開けた。 


部屋の中は暗く、松華はキャンドルの輪の中で何やらお祈りしていた。


邪魔しちゃいけないと思った私はそっとドアを閉じた。

          



           ー1時間後ー


私はもう一度松華の様子を見に行くことにした。


「松華。」


お祈りは終わったそうだ。部屋の明かりはついていてキャンドルの火は消して


あった。


「愛璃亜。」


「ねぇ松華。さっきのお祈りなんだったの。」


「お祈りって霊との交信の事。」


「霊との交信って。」


「実は私見ちゃったの殺人現場。」


「なんだって。」


昨日の夜松華は外にいたんだ。



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