紅色の瞳
園内を歩いてるとタコスらしき美味しそうな匂いが漂ってきた。


「あっちにタコスの屋台があるみたいだよ。」
 
「私買ってくる。」


と二人に言い私は屋台のある方へ走って行く。


タコスを売ってる屋台トラックへ到着。 


メニューを確認してみる。


どれも美味しそうで何が良いか迷う。


そこで私は野菜タコスを注文してみる事にした。


「おじさん野菜タコス3つ。」


「はいよっ。」


「960円頂戴するよ。」


財布から960円を取り出して屋台のおじさんに支払う。


野菜タコス3つを受け取り悠一と松華の待つ方へ向かう。


ちょっと歩いた所で猪崎とで会った。


私は少し後退る。


「ちょっと待てよ愛璃亜。」


猪崎は逃げようとする私の腕を掴む。


猪崎に名前で呼ばれるのはなんだか不愉快だし気に触る。


それに猪崎に掴まれてる腕が痛い。


「別にあんたの血が欲しいわけじゃないから。」


「だったら何。」


「混血児たちはここに来てる。君を探しに。」


なんで猪崎は混血児たちのこと知ってるんだろ。


「ご忠告どうも。」


私は渾身の力を振り絞って。猪崎の手を振りほどいた。


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