紅色の瞳
混血児たちへの報復を誓った私は早速トレーニングを始めた。

瞬間移動が出来るまでダッシュしてみたり車を持ち上げた時のようにまた力を




発揮する事が出来ないかと思い重たい物を持ち上げようとするもうまく行か


ず…


「あんまり無理しないで。」


私の様子を見て心配した松華は私にポカリスエットを差し出した。


「無理なんかしてないよ。」


ポカリスエットを1口飲んでから答えた。


「彼等への報復なんて考えないで。愛璃亜が死んじゃうよ。」


私が何をしようと考えているのかは松華にはお見通しなのだ。


「私愛璃亜まで失うなんてやだよ。」


松華は私に混血児たちへの報復を止めさせたいのだろうけど私にはあの混血児


たちを放っておくなんてできない。


「だから殺られないようにトレーニングしてるんだよ。」


そう言って私はダッシュのトレーニングを再開した。 








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