紅色の瞳
放課後…


「神木愛璃亜。あんたと猪崎玲音ってどういう関係なの。」


猪崎のファンの子だ。


「私と猪崎は何もないよ。」


「嘘つかないでよ。朝なにか話してたじゃない。」


「大したことじゃないよ。」


「だったら玲音に話しかけないでよね。あなたの呪い移るから。」


「あ~玲音バイバイ。」


猪崎のファンの子は猪崎が来ると逃げるように教室を出て行った。


「なんでコンタクトしないんだ。」


「コンタクトすると目がヒリヒリするから。」


「それにいつも目つき悪いから怖がられるんだろ。もっと笑顔を見せたらどう


だ。」


猪崎は私のほっぺたをつまんだ。


「おたふくみたい。」


「ほっぺたグリグリしないで。」


「いーじゃん面白いから。」


「やめてよ。」


「やっぱり笑ってる方が可愛い。」


なんで猪崎は期待させるようなこと言うの。もしかしたらって思ってしまう


よ。










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