紅色の瞳
私は混血児達と同盟を組む事にした。


家には帰らず藤鈴子と猪崎と一緒に混血児達が住処にしている廃墟に向かっ


た。


「所でなんであなたもついてくるのよ。」


「味方は多い方がいいだろ。」


「まぁ今回だけなら。」


藤鈴子が吸血鬼を敵視する理由って何なんだろう。


15分ぐらい歩いて私達は混血児達の住処についた。


混血児達の住処につくとあの小柄な男女が出迎えてくれた。


「鈴子愛璃亜連れてきたんだ。おまけも一緒に。」


最初に私達に気づいたのは男の子の方だ。


「勝手についてきただけだよ。」


藤鈴子が言った。


「でも強い戦力になるじゃん。」


横から入ってきたのは、小柄なカール頭の女の子。確か名前は…藍梨。


「藍梨…萬治の例を忘れたわけじゃないよね。」


藤鈴子は藍梨に釘を指す。


「猪崎は大丈夫だよ。天に誓う。」


私は猪崎を萬治と一緒にされるのが嫌で藍梨をフォローする形になった。






















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