紅色の瞳
サングラスをかけて私と松華はカフェに向かった。


カフェに着くと客で溢れかえっていた。


「やっぱり賑やかなカフェだよね…愛璃亜?」


「気分が悪い。」


周りの客から芳しい香りが漂っている。


かぶりつきたい衝動に襲われた。


「愛璃亜今日は帰ろうか。」 


松華と店を出ようとした時何処からか血の匂いがした。


それも不思議と甘い香りがする。


私は本能的に血の香る人に襲いかかろうとした。


「ストップ。」


その人の首に噛みつく寸前で猪崎に止められた。


「猪崎。私今日変なの。」



「ごめん。愛璃亜を死なせたくなかったんだ。」


猪崎が輸血パックを差し出した。


「猪崎。愛璃亜を変化させたの。ダメじゃん。ハンターに監視してるからって


言われてるじゃん。」


「愛璃亜は俺が守るから。」


「松華。私なら大丈夫だよ。きっとなんとか抑えられる。」


きっと私なら大丈夫。だって私にはなんだかんだで私を支えてくれる私の大事


な人…猪崎がいて…いつだって優しく見守ってくれる従姉で家族で親友


の松華がいる。


だからきっと大丈夫だと私は信じてる。









〜END〜

























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