君でした。
私は今学校の屋上にいる。

ここに、 晟を、呼んでいるから。

いわゆる待ち合わせ。


詳しい話は勝から聞いた。

やはり、百花から聞いたとおり、全部辻褄が通る話だった。


ーーーがチャ

来た。

晟は、こちらへ来てなぜか、座る。

だから、私も座って目線を合わせた、


「聞きたいことがあるんだけど」
私はあえて、冷たく発した

「百花の事だろ。どーせ、なんで、あんな言い方したの?だろ?」

「うん。そう。何で言ったの?」

「別に?本当のこと言っただけだし。親友だから恋愛対象に入っていないだけ。」

と、髪の毛を書きながら言う 晟。

「しかも、冗談かと思ったしよー」

…!バチンっ

私はコイツの頬を叩いたのだ。

「いってっなんで叩くんだよ!何も悪いことしてねぇだろ!第一あの断り方にな。。「バカッ!何であんな言い方したの!すごい百花傷ついたんだよ?!あんたのせいで。何が親友なの!」

私は息が切れるまでしゃべり続けた。

すると、 晟は、開き直って

「はぁ?俺だって最初っから親友だなんておもってねぇよ!お前らみたいな奴!」

私はイラッとして

「もういい!あんたと絶交する。」

相手も挑発に乗って
「あー、そうかよ!もう、一生俺の前に現れんな!」

といって、出て行ってしまった。


ーーーー「何であんなこと言っちゃったんだろ。。私…馬鹿みたい。。絶交するなんて。。」

さっきの 晟の顔が蘇ってくる。凄い悲しそうな顔だった‥

その時 私の目から凄い勢いで大粒の涙が出てきた。

そして、私の?手に桜の花びらが乗った。

…明日、卒業式か。。皆と離れるかもしれないんだよね。そう思うと更に涙が出てきて
しばらくこのまま静かに泣いた。


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