Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜

(久々のデート)


プレゼントを贈る、といって聞かない彼に連れられやってきたのは。

煌びやかな店内に目が眩む、ジュエリーショップだ。


普段なら絶対に近寄らない。
だって、どう考えても自分には場違いなくらいの所。


「長内くん、あたしやっぱり」

「ダメ。もう、誰かにちょっかいかけられたりしないように目立つ様な・・・エンゲージリングくらいのやつ、して欲しいんだ。」


それは、独占欲。

束縛という名の独占欲だ。

「でも、もう少しリーズナブルなラインのお店でも・・・」


まだまだ学生の身。生活は親が支援してくれていると言うが、バイトするくらいだ。
彼が自立するために頑張っているんだとわかるから、無駄遣いさせたくなかった。


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