Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
(ひとりぼっちのクリスマス)
あー、何年連続でひとりぼっちのクリスマスを過ごすのかな。
数えるの、シャクだな。
イブだっていうのに。
お家で淋しく食事だよ、とほほ。
拓海くん、今頃楽しんでるのかな。
ー仕事帰り。
本人にはとてもじゃないけど言えなかった愚痴が心の中を占めていた。
ああ、嫌だ。
ホントは行かないで、一緒に居たいって言いたかったくせに・・・物分りのいい女を演じてしまった。
通り過ぎるカップルが恨めしい。
仕事が終わる少し前。
藍がうるさく定時であがるように言ってきた。
こんな日は、残業に限るのに。
「あー、晩御飯なんにしよう。
考えてなかったからなんにもないや・・・」
コンビニでも行こうかな。
そう思って、自宅近くのコンビニに向かう。