Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
「嘘じゃないよ。好きだよ、ずっと好きだった。」
「ずっとって・・・」
「俺ね、あの会社でバイトさせてもらってもう3年なんだ。
一応内定貰ってて、4月からは正社員だけど。
社員になったら杏さんに真っ向勝負挑もうと思ってたんだ。
滝沢部長が俺によくしてくれてて・・・俺の気持ちを部長は知ってたから、多分誘ってくれたんだと思う。
嬉しい誤算付きだったけど。」
・・・誤算?
身体をそっと離して。
ゆっくりと近づいた顔がキスの誘いを受け入れる。
ただ触れるだけ。
そんなキス。
「最初は杏さんが俺のこと好きだなんて思わなかった。
いつも神永さんと彼氏の話とかしてたから、無理なんじゃないかって諦めたりもして。」
離れた唇は再び重なる。
今度は深く。
彼に全てをさらけ出してしまう様な、そんなキス。