Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
(好き、ってことで。)
翌日が土曜日でよかった。
久しぶりの行為に身体は悲鳴をあげていた。
もう、指の一本も動かせないっていう状態。
慣れないことをするもんじゃない。
そして、年齢を感じてしまう。
23歳の若い彼と28歳の自分。
気力は負けないが、体力は流石に歴然だ。
グッタリと身体を横たえた杏の横に座り、ゆっくりと髪を撫でてくれる。
やわらかなその仕草が杏はとても好きだ。
こうして髪を撫でて貰うのが好きだった。
だから、過去の彼氏にも何度かお願いしたことがある。
けど、それを強請ると皆して嫌な顔をした。
長内はそれを強請りもしないのに、自然にやってくれた。
それが、とても嬉しい。